アンドロメダ星雲

冬休みに三浦三崎の農道で撮影した、アンドロメダ星雲です。
昔に比べれば、はるかに簡易な機材で撮影しましたが、最近の一眼デジカメの感度の高さが功を奏して、1分30秒だけシャッターを開けた画像を10枚のレイヤーで重ねて画像処理すれば、
このくらいの見栄えになる、という見本みたいなものです。
14年前にこの趣味を始めたころは、もっと大きな望遠鏡に重い重い赤道儀をぶん回して、死ぬ思いをして1枚10分~15分も露光したものを何枚も撮ってやってました。

世の中進歩しています。

進歩していないのは人間の思惟です。
元々、人間は遊ぶために生れたようなものだ、と思います。

最近では、食べるものを作る趣味にもはまっています。
引退した爺が良くそば打ちにはまる、といいますが、私はパン作りにはまっております。

フランスパン

自分が食べるもの、特に主食を作ってそれが美味しくて食べる、という素朴な行為が面白くて仕方ありません。

どうにか表面的ではあったとしても、とにかく美味しく食べられること、に心からの感謝の気持ちが沸き起こります。

タイトルは、後白河法皇編による「梁塵秘抄」の四旬神歌から。

遊びをせむとや生まれけむ、戯れせむとや生れけむ。
遊ぶ子供の声聞けば、我が身さえこそゆるがるれ。

年を経るほどに、子供のころに純粋に興味を持った対象や喜びの思い出を再び求めたくなるのだと思います。