プーランクの音楽は、自分にとっては親しみのある同時代の作曲家の音楽というものです。
それは、いわゆるクラシック音楽というものを遠めに見て描くまったく個人的な音楽世界です。
音楽史とかアカデミックな芸術音楽と呼ばれるものとは無関係な、個人的な憧れの世界なのだと思います。

プーランクは自分が好きな世界、バロック音楽やモーツアルトの音楽へのノスタルジーを表現している。
ということは、彼の少年時代の音楽の経験がそうさせているわけです。
このコンチェルト全楽章通して聴いてみると、子供らしい純粋さがそのまま音楽になっています。

プーランクの音楽の原点にあるのは、そういう少年の純粋さのような部分でしょう。
この第二楽章の冒頭は、まるでモーツアルトのコンチェルト20番と見紛うばかり(笑)

しかし今は亡きジョルジュ・プレートルも青年の若々しさ。
多分オーケストラのメンバーもほとんど身罷られているのだろうな・・などと思うのは自分の年のせいですね。