今回のムジカCコンサート、昼の部は9名の出演で余裕のある運営が出来、落ち着いた良い会になったと自負しています。
これも、出演者の皆さんのステージマナーが良かったことも大きかったですし、また演奏レベルも非常に高いものであったこと、影響があるでしょう。
改めて皆さんのレパートリーの幅広さと、各演奏者の意識レベルの高さに感服いたしました。

一方、不本意な結果に終わったという声も聴かれましたが、私から見れば、いずれも想定内の結果で、気にはなりませんでした。
ご本人が結果を悔しいと感じたのであれば、これは相応の犠牲を払って、今まで以上に練習に精魂を傾けるしか道はありません。

ただし、やみくもに練習に時間をかけても効果がありません。
こちらがレッスンで指導した方法を、順序立てて効率良く着実に復習すること、に尽きるのです。
たちどころに上手く出来る魔法のような発声法や呼吸法はありません。
指示した練習方法をきちっと守り、愚直に実行してもらえれば、私としても本人の確実な進歩を保証出来るのです

さて、今回は久しぶりに私自身も最後に歌わせていただきました。
花粉症で喉もがらがらでしたが、このホールはお気に入りですので、歌ってみたかったです。
以前は、結果を気にしたものですが、もう気にしても仕方がないのだと思い、諦めました。
何か一つ吹っ切れた気がいたします。
これからも、なるべく発表会で、一緒に歌わせていただこうと思いました。

ともあれ、出演者の皆さんの誠意あふれる熱演に、心からの謝意と祝辞を申し上げます。

各出演者の写真をクリックすると、その動画演奏が開きます。

各出演者の感想(イニシャル) TH OH ST WN ADY ON a href=”#gh”>GH YY Yamanaka shin

 

 

 

 

 

TH takahisa

ムジカC初めての出演でしたが、さすがに音大を出られただけの経歴のせいか、安心して演奏を聴くことが出来るレベルでした。また、それ以上に本人がステージを楽しんでいる様子も見られました。指導側からの意見は、「蝶々夫人」の冒頭のメッザヴォーチェがきれいに決まったことを最大に評価したいと思います。おめでとうございました。
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OH ohtsuta

今回2回目ですが、プーランクの歌曲「アポリネールの4つの詩」が実に似合っていること、改めて認識し評価したいと思います。またバリトンとしての声も大変評価できる良い声と思います。
曲目の好き嫌いもあるでしょうが、大変良い声をお持ちですから、これからもプーランクだけに拘泥せず、幅広くフランスの歌に挑戦してください。おめでとうございました。 Back

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ST

shimazakiドナウディの歌曲から、3曲。今回の収穫は、彼女がこちらに来て以来積み重ねてきた、本番における発声の確実さ、と言う命題が、ようやく確立できたことでした。
また完全ではありませんが、私が教えた発声を確実に守って、声量と声質を伸ばしてくれました。おめでとうございました。
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WNwatanabe

1曲目がフォーレの歌曲で、少し緊張して喉が上がってしまった点が惜しかった。リハーサルではほぼ完璧でした。しかし、サティの2曲は逆にナイーブなサティのメロディのよさを感じることが出来て、感動できる演奏になり、感心しました。発声は私も教えますし、発声を覚えてほしいですが、ナイーブな声の良さも大事にすべきだな、と思った演奏でした。おめでとうございました。
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ADYadachi

久しぶりの出演でしたが、前回上向いたレベルを維持して出来た結果になった、と思います。声は予想以上に響いていました。ご本人は結果に不満足かもしれませんが、私はむしろ良かったと思うほどでした。発声のこと、喉のことは心配せず、今まで通りの課題をこれからも練習し続けて行ってください。もっと響くようになるはずです。おめでとうございました。
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ON ohno

今回はヴェルディのオペラ「トロヴァトーレ」からマンリーコの名アリア2曲でした。演奏は破綻なく、美しく気品あふれるヴェルディのアリアを楽しめる出来だったと思います。ご本人はHiCが不満足だったのでしょうか?本番でしばしば出ないテノールもいるくらいですから、気にしないでこれからもHiCに挑戦されてください。出来れば顎を上げない発声をこれから挑戦してみてください。おめでとうございました。
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GHgotoh

山田耕筰の名曲「待ちぼうけ」単純な有節歌曲を、実に上手に歌い分けておられていました。イタリアのカンツォーネも嫌味のない洒脱な歌いっぷりで、清々しかったです。これからも、色々な歌曲やアリアを楽しんで歌い続けてください。お客様も喜ばれると思います。おめでとうございました。
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YYyamazaki

プロで活動されていますが、こちらの発表会に出てくれました。当たり前ですが、さすがに現役でよく歌っておられるだけあり、良く響く声と安定したステージマナーで、瀟洒なフランス歌曲の世界を垣間見せてくれました。レッスンで指導した声のピッチと明るさが、以前に増していた点も、指導した者として嬉しい結果となりました。おめでとうございました。
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yamanaka shin yamanaka

私は歌うことに関しては慎重で、本番前の準備が出来ないと歌わないという姿勢でいましたが、あえてそれを無視して飛び入り的にやってみましたが、楽しく歌えて良かったです。花粉症で所々声がバリバリ言ってますが、お許しください。突然の伴奏で若松布子さんにも大変お世話になりました。心からの感謝を申し上げます。Back