声楽レッスンのアトリエムジカC

発声や表現が良く分からないという方のために、ていねいに教えます

月別: 2019年3月

演奏のテンポとブレスの関係からわかること。

歌の場合は、フレーズの長さとブレスポイントの問題があるので、限定的ですが、概して良いブレスが未解決な方はテンポを速くすればフレーズが歌えると思ってしまいがちです。 しかし、これは絶対ではなくむしろテンポを遅めた方がブレス […]

換声点を意識した高音発声について

MR 発声練習では5点Fを超えると声の換声の傾向がまだあるが、実際の歌ではあまり気にならない。 がんばって歌えばリリックなアリアは、そこそこ安定した印象を残す傾向があるが、実はさらに上の換声の5点Aからの発声の課題が目立 […]

3月10日日曜日のレッスンノート

WN 母音のIは、いつもの通り舌で喉を深くする感じが声を暗くする。 中低音で喉が開くためには、お腹のブレスをしっかり意識することと、口を開ければ自然にできる。 狭母音は、唇の使い方で調整できることは教えていると思う。 舌 […]

3月9日土曜日のレッスンノート

TM 今回も中低音発声が中心のレッスンになった。 発声練習の声は、全体に安定して声質も悪くないが、まだ声の密度が足りない。 やはり舌がまだ奥に入る癖があると思う。 特にA母音とO母音。 なるべくE母音での舌の状態からOと […]

ドビュッシーのピアノ作品、6度のため

ドビュッシーのピアノ作品中もっとも完成されたものは、最晩年に作られた「12の練習曲集」でしょう。 初期のお菓子のように甘い作品群は、サロンのマダムやマドモワゼルたちを意識して作られていたと思う作風であり、食うため感横溢。 […]

モラーヌのフィディレと哀しい唄

https://youtu.be/WEjHMryplpA 敬愛する師カミーユ・モラーヌが歌うデュパルクの「フィディレ」と「哀しい唄」 名人たちがたくさん音源を出していますが、数ある中でもっとも詩情にあふれながら端正で崩れ […]