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牧神の午後への前奏曲その1・・・(私的感想)

今年の夏休みが始まったばかりの頃、テレビでN響の演奏によるこの曲を聞きました。その演奏は必ずしも好きな演奏ではありませんでしたが、久しぶりに自分の中に音楽の熱い心が蘇えった気がしました。もう30年以上にもなるかな、中学生の頃にこの曲と出会って、それまで聞いた事のあるクラシックの名曲とはまったく違う世界に、恍惚となったのを良く覚えています。クラシックの音楽と言えば、およそ英雄的だったり、甘ったるかったり、あるいはとても悲劇的だったり、、と今風に言えば濃い感覚に、ついて行けないものを感じていました。あるいは、ただ単に退屈なものでしかありませんでした。ただ、その頃すでに自分の中に漠然とだけど、ある音楽のイメージを追い求めていたのは確かでした。

続く