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声楽と歌曲について

声楽というのは、要するに歌ですがここではクラシックの歌の話をします。クラシックの歌には簡単に言えばオペラの作品と単体で成立している歌曲と2種類あると思って下さい。私が歌っているのは後者の方です。特にフランスの作品を取り上げています。それは、フランスに留学してフランスの声楽家についたからです。もちろんそこでイタリアの歌曲作品も勉強しました。これはクラシックの歌の基礎はイタリア歌曲がうってつけであり、勉強の古典だからです。クラシックの歌には声域というものがあり、低い方からバス、バリトン、テノール、アルトメッゾソプラノ、ソプラノ・・・と別れています。アルトから先が女声です。
私はバリトンです。Barytonと書いてこれはイタリア語です。基本的にはオペラではこの音域に応じて、役柄のキャラクターが古典的に決まっています。歌舞伎でも悪役、善玉、ピエロ、ヒーローとヒロインが別れているように大体高い音域がヒーローだったりヒロインだったりすることが多いです。。
ところで、オペラは一人では絶対に出来ませんが、歌曲は基本的に一人ですから安上がりでかつ自分の才覚を試すにはうってつけです。私が歌曲をやっているのはそんな理由からです。もうひとつは人と何かを作るよりは一人でてめえ勝手にやるのが好きな性分。もっといえば、わがままともいいますが・・・(^^ゞ
そしてフランス歌曲ですが、もともとクラシックの音楽に入門したのがフランスの音楽からだからなのです。特にドビュッシーのピアノと管弦楽(オーケストラ)の作品からクラシックの世界に入ったのが、後年自分がフランス歌曲を専門に歌うようになった大きな理由です・・・・
続く