MT

ドビュッシーの「艶やかなる宴Ⅱ」を伴奏付きで練習しました。

どの曲にも通用することが、歌い過ぎないで歌詞を音符に沿って語り歌いすることです。
真剣に歌うのは、曲中の本当にサビの部分だけです。
「初心者」では、中間部のEt que regal comblait nos jeunes yeux de feu
そして、後半に入って冒頭部のLe soir tombait un soir equivoque d’automneここはとても重要です。
ど頭のLes haut talons…のくだりは、本当にシラブル毎というか、音符でかちかちと区切るくらいに歌ってちょうど良いのです。
その代わり、伴奏の響きが薄いので軽い声で歌わないと音程感が和音にはまりませんので、要注意を!

2曲目は、伴奏のリズム感を決めることが重要です。
妙に流れて先走る軽いテンポはいただけません。
牧神の瀬戸物の置物は、少なくとも気味の悪いものだと思います。
そういうイメージを以て、この伴奏の太鼓というのかタンバリンというのか?
リズム感を考えるべきでしょう。
その意味では、泥臭い雰囲気がはまる、といっても良いくらいでしょう。

そのリズムに乗っかって、男女の恋愛の暗い欲望を重ねて歌ってほしいのです。

3曲目はこれも人の恋愛を歌ったものです。
それも、現実ではなく夜の公園に亡霊のように現れた4次元界の別れ話です。
霧にけぶる夜の公園と、夢のように更に霧が深まり、異次元に入っていく雰囲気をピアノは十分に表現してください。
男女の違いとしてみる場合は、どちらが男でどちらが女か?をはっきり決めると良いでしょう。

HA

サン・サーンスのアヴェ・マリアから始めました。

発声練習でもこのところは良く練習しているように、下顎を下ろして喉側に声の響きの共鳴を持たせるのではなく、
軟口蓋から上の部分に、声の響きの層を作るように。
そのためには、発音で下あごをなるべく動かさない発声を覚える必要があります。

この点がまだ徹底できていないため、鼻腔発声が未完の状態です。
このため、高音への換声点からの高音発声に、もう一歩集まった響きが感じられない点が課題です。
今回は、そのための練習はせずに、低音発声の注意点を指摘したにとどめました。
歌いこみが進んでから、声の修正をしたほうが良いでしょう。

最後にスタンド・アローンを練習しました。
やや低めですので、やはり低音発声の修正を指示しました。
1音高める方法もありますが、この曲は低音域の良さがありますので。