TNA

今回の発声練習は、頭声発声優位のスタイルでやってみた。
このためか?換声点の課題だった減少がほとんど出ず、スムーズに高音まで伸びることが出来ていた。

コンコーネ33番では、換声点の5点Fがややひっかかるので、換声点の発声を意識してもらった。
中低音を重く歌い過ぎると、換声点がスムーズに通過できなくなる。

歌曲はドビュッシーの2つのロマンスから。
「ロマンス」の方は、音楽の構成を考えてみた。
特に後半のN’est il plus un parfum quireste,de la suavite celeste以降Faite,d’espoir以前までをどう歌うか?という点。

前半の回想的でト書きのような語りに比べて、より内面的な問いかけを意識した歌い方、相手をより意識した歌い方ではないか?

「鐘」
音域のせいか?フランス語歌詞が不明瞭な点を、練習。
明快に、単語一つ一つをより意識して歌う事。

モーツアルトドン・ジョヴァンニから、エルヴィーラのアリア。
中音域の響きやすいところで、口を開けないで前に声を出すため、良く響くが声質がキンキンする点を修正。
口を開けた発声を。

高音は、やはり換声点で喉を上げないようにするため、口先をあまり開かない方が良いだろう。