EH

発声練習を20分ほど行った。
ハミングを中心に練習することで、軟口蓋を自然に意識した発声が出来ることを課題にした。
それは低音域の地声傾向を軽減することにも意味がある。
そのあとは息を吐く練習をした。
呼気の力が基本的に弱いと感じたため、基本的な呼気の力強さを覚えるためである。
基本は強い呼気を一定時間吐けるという前提で呼吸を覚えることで、メゾフォルテくらいの響きを作り、安定してきたら弱声のための呼気コントロールを覚える、という順番である。
コンコーネ10番とアーンのSi mes vers avaient des ailesを復習。

YR

彼女も、EHさんと同じように、ハミングの練習から始めた。
両者に共通するのは低音域で地声になりやすい発声であることにある。
地声にならずに4点Cまでは滑らかに発声できること。
呼気の練習も同様にした。
コンコーネ36番。譜読みが出来ていたので、フレーズの作り方、アーティキュレーションを教えた。書いてある音符をつないで、どのようなフレーズの形にするか?
モーツアルト、ツェルリーナの「ぶってよマゼット」特に後半のブレスポイントだけ決めた。