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発声練習は、高音発声への切り替えに関して良い感触である。
ただ、声量に頼っているので、できれば声量を抑えても同じフォームで出せるかどうか?
歌になったとき気を付けてほしいのは、声量を抑えすぎるとうまく行かないこと。
単なるファルセットになってしまわないように。

コンコーネは36番。
ソルフェージュの練習になる題材であるが、単にアーティキュレーション目的で声を置きに行かないように。
良い発声を心掛けた上で記号の意味を正しく理解し実行できれば理想的。

歌は、Caro laccioから。
テンポを急がず、ゆったりと歌うと良い曲調である。
Laccioなどの二重子音の前に日本語の促音的にならないで、アクセントが長母音で出るように発音すると良い。
後はPensierのSIは、スィと発音すること。シにならないように注意!
装飾音符は急がずに、丁寧に扱うと良い。

最後に以前に取り上げたPiacer d’amorを。
低音が出ないので、下あごを降ろして低音の声を少し当てに行く感じを練習。
これが出来ると、次の響きへのつながりが出来、結果的にフレーズのつながりが良くなる。