KT

発声練習では、舌根が力む癖を矯正するため、母音をEに設定して練習をし、身に着いたその感覚のままA母音に変換して練習とした。
つまり舌根を盛り上げるように使うことで、意識的に舌根を落とさないようにする練習である。
課題は4点Gを過ぎると、喉は締まらないが音程が消えかかってすかすかになってくること。
これも舌の問題がありそうなので、なるべく舌根を下げないように脱力することを覚えるべきだろう。

コンコーネ14番。
長くタイでつなぐ音符のリズムが最初の課題。これは練習して出来るようになったことが進歩である。
ただタイでつないで半拍つないで8分音符を歌う、というパターンが苦手である。
手を叩きながら練習するのは良いのだが、拍節で数えると、より細かい音符になると、手が一緒になってしまう点である。
これは慣れと訓練のみなので、ひたすら練習で慣れてほしい。

同様に次の「ガンジスに陽が昇る」では、付点四分音符+8分音符のパターンが苦手である。
これも上記の通りで、練習あるのみ。
今日のレッスンはおおむねクリア出来たので、一部の怪しいところは十分に練習して体につけてほしい。

このリズムの練習は、機械的にやる方が良いと考える。
メトロノームを遅いテンポで振らせて、アカペラでメトロノームの拍に強制的に合わせて歌うのである。
歌うリズム感が拍に合わせられたら、徐々に速度を速めて適応出来るようになれば良い。