レッスンノート
きょうは、カザルスホールで中世音楽合唱団のコンサートだった。手伝いで参加した。
本番まで時間があったので、近所のロシアンレストランで遅いランチを食べ、
ニコライ堂まで足を伸ばした。残念ながら会堂内は、金曜日までしか拝観できないのだった。
敷地の中はアベックや若い女の子が外観の写真を撮ったりしていた。
御先祖さまがこのニコライ堂の建立に尽力していたのを知ったのはつい最近のこと。
そんな気分で歴史を共有してみたかった。
その後、まだ時間がたっぷりあった。さて、どうしようか。。。と、ぶらぶら
とすずらん通に足を伸ばしたら、太鼓の音と民謡、三味線みたいな音がしてきた。
お祭りには弱いので、フラフラとそちらに向かうと、それは沖縄の太鼓踊りと
歌なのであった。
沖縄の例の赤いハチマキと三角巾が一緒になったような、、、そうか!頭巾を
かぶった勇壮な男達が太鼓を手に踊り飛び跳ねる。
回りで、若い女性と子供たちが踊る。
すこしゆっくりのリズムと例のアイ〜ヤイ〜ヤイ〜ヤ!という掛け声で
アップテンポになる。これが涙が出るくらい楽しい!
あっという間に終わってしまい、残念だったが、やっている人たちは相当
くたびれたようだった。
その後古本屋を見て回った。興味を持ったのは、江戸時代〜明治にかけての古書屋
だった。町人名鑑というのがあって、ほしかったけど、うん万円もするので
あきらめた。
その後、本屋に行ってパソコンのマニュアル書を立ち読みしてトイレに入って
カザルスホールに帰った。
本番は、危なげのない演奏だった。ミサ曲のパンジェ・リングアが良かった。
特に、グロリア、クレドが良かった。
ジョスカン・デプレのこのミサ曲は、声だけで大オーケストラを思わせる
大きな海のような音楽のスケールがある。一度振ってみたいなと思った。
歌ったことはあるのだ。オケは奏者よりも指揮者の方が良いのと同じ。
世俗曲は、きれいだったが、やや生命力に欠けた演奏だった。言葉が聞き取れなくて、特にソプラノが精彩を欠いた。
のびのびと歌えてないようだった。
多少荒くても、一人一人の魂の躍動感がある大きな合唱をしてほしい。
息がもっと力強く、伸び伸びしてほしいと思った。
帰りは、首都高で帰った。車だったのだ。スイスイと帰れて御茶ノ水から30分だった。
初夏の気持ちの良い夕方。Jazzを聞きながら帰った。
ひさしぶりの休日だった。
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