レッスンノート
へんみさん。
発声練習で気になるのは、やはり姿勢と、声を出す刹那に
あごが前に出る癖。
それと、ブレス事にお腹と喉を開いておくこと。
これらを注意するだけで、声はまろやかにきれいに出てくる。
それでも、まだやや強く出し過ぎる傾向があるが、これは
自然にコントロール出来るようになるだろう。
それと、支えたお腹はフレーズの最後まで開いて行くことが大事。
これがないと、声は芯が抜けて音程の悪い喉声に戻ってしまうから。
曲はＮｅｌ ｃｏｒ ｐｉｕ ｎｏｎ ｍｉ ｓｅｎｔｏ．この曲は音程の上がり下がりが
割と大きい。しっかりしたお腹の支えが必要だ。
歌う練習ももちろん大事だが、イタリア語の読みも大事にしてほしい。
リズムで読むこと。そして、その際に声のトーンを高くして、充分
集中して読むことが大事。
歌だけが、妙にトーンが高くて、語りになるとトーンが落ちてしまうようでは、
お腹の使い方、そのお腹を使う頭の意識が低いということになる。
お腹を使うことは、機械的なことではなく、語る＝歌うことの意識の高さが
産出す必然だ、と思ってほしい。
体の使い方、お腹や腰の使い方は、このことを具体化するための
方便だ。その辺りをこれから大事にしてほしい。
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