レッスンノート

昨日は、夏以来まともに乗ってやれなかった、キャトルに ひさしぶり往復50キロくらいのドライブとなった、 とはいっても、合唱の仕事にだけど。 行きの環状8号が込んで千歳烏山辺り裏道をとことこ走っていると、突然お告げが 来た。気持ち良いしみじみとしたお告げだ。 なんだかそれまで殺伐とした気分だったのが、氷が溶けていくように じわ〜んとあったかくなった。キャトルのあったかい、優しい、のんびり した気分が体中をほぐしてくれた。 ああ、やっぱり持ってるものだなと思った。 何しろ乗れない車を持つのくらい贅沢なものはないから。 余程どうしようか、と思ったが、頑張ろう!と思った。 たかが、車、されど車、、である。 ちばはらさん ひさしぶりだった。 彼は実に腰が低い。生活の賜物だろう。 彼が歌をうまく出来ないということが、残念でならない。 技術の問題だけで解決できるのなら、なるべくそうありたいものだ。 前回までファルセットでの練習に徹してみたが、多分、実戦では 使い物にならないのだろうとは想像していた。 とにもかくにも声帯への神経を研ぎ澄ませない事には、治らない し、邪魔になってもらっても困るし、こちらも難しいのだ。 今日は、改めて当てる練習をやってみた。 それには、下手に呼気を参加させない。喉を開かない。 細く当てる。同時にに軟口蓋の意識。 最初に口を開けたハミング。声を出すアタックを軟口蓋で 始めること。 ところが、このハミングがどうも、ボ〜っとした野太いものに なってしまう。最初はもっとはすっ葉で、ピラピラした響きでも よいから、細く軽く当てる事に意を注いでほしいのだ。 そして、ハミングから母音にする練習。 次に喉を合わせるために、イの母音で下降形のスケールでチェンジ以上の声域、1点C以上で 発声を始めた。概ね声のアタックの音程が低い。 喉が開いてしまっている、そして、呼気が出過ぎている。 5度上の音を出して、その感じでもとの音程から出す練習。 これは、ポジションを下げることとは逆の練習。 喉を下に下げる筋肉を徹底して直すことを目論んだ。。 最初のアタックを音程にもっとも注意して、練習してほしい。 これで、自然に軟口蓋が上がるはずだ。 果たして、音程は良くなった、そして、響きもコンパクトになった、 が、まだ声帯が合い過ぎてちょっとノーブルさには欠ける響きだが まずは、ここから始めたい。 宗教曲、ビクトリアのアヴェマリア、アニュスデイ、両者とも 以前にくらべると、声質が安定し、音程も良くなる。 母音の形だが、特にウの母音。彼の場合は、口を前に出し過ぎるため 喉が下がり過ぎ、これまた喉が開いたバリトン系の声になってしまう。 まずは、母音の形を決めるのではなく、今日やった声の出し方で 声を作ってから、母音の形をそれに合わせるように調整してほしい。 エの母音とイの母音は、特に高音で今度は喉の上がり過ぎにも 気を付けてほしい。




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