レッスンノート

今年の初レッスンはよしおかさん! 休み明けなので、少し柔軟体操をやった。 やや腰を前かがみにして、腰に息を入れるようにして軽い呼吸。 腰をかがめるのは、腰が出ている(出尻スタイル)と背筋が 使えないし、上体が硬くなる原因になる。腰は少し入れるように した方が良い。片手を上に挙げながら吸気、降ろしながら呼気。 体が硬い人、腹式呼吸が上手く行かない人は、硬い床に 寝てみると分かるけど、腰が床に付かないで、浮いた上体だと思う。 何をやるにも、この部分が硬くなっていると駄目だ。 床に寝て、どなたかに両足を持ってもらい左右に揺する。 これを数分やっただけで、浮いていた腰がピタッと床に 着くようになる。こういう体の状態になると、声が良く出るようになる。 軽い呼吸運動と首をゆっくりと廻す。それから発声。 発声は、Rの巻き舌でやりたいけど、出来ないので、唇を 震わすプルプルで始めた。 これも長続きできないけど、喉の力を抜いて息の力で自然に 声を出すには良い練習。ある程度高めの音域でやると良い。 彼女喉あるいは胸に力が入ってしまうので、この練習は とても良い。きれいな頭声がす〜っと出てくる。 慣れたら少しずつ口を開いても同じ声の響きが出せるようになる。 徐々に口を開いて、最後に子音を付けてやる練習。 最初からラララなどでやると、彼女の場合は喉が歌ってしまう。 当分この喉に力を入れずに出せる練習が必要だろう。 曲は古いシャンソン。Que ne suis je la fougere 発声でやった声だけで、何度も譜読みをしてから フランス語の読みを何度も繰り返して、歌い込みを定着させた。 フランス語は、これだけで良いから、スラスラと迷わずに読めるように してほしい。他の事はしなくて良いから。。。 声だけど、結論からいえば、彼女は呼吸に尽きると思う。 呼気の力がもう一つ弱い。それは、ブレスがきちんとお腹で 出来ないからだ。 お腹を使うように指示すれば、一見使えているのだけど、特にブレスの時は お腹を力ませているだけで、ちゃんと息が入っていないように思える。 いわゆる腹式呼吸がまだ会得出来ていない。 まあ、彼女に限らずこれは難しい。3年はみっちりかかる。 とはいえ、、少し運動不足気味の身体だな。 歌う場合は決してたくさんの吸気は必要ではないけど、 少し激しい運動などで、ゼイゼイハアハアの経験があると、自然と お腹の呼吸が使えてくると思う。胸だけでは息が入らないからだ。 とはいえ、なかなかそういう機会もないだろうね。 歩く機会には、早歩きとか、通勤の行き帰りの電車では、 お腹でゆっくり呼吸をするとか、一日に一回で良いから、 呼吸を意識する機会を持ってほしいと思う。




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