レッスンを受けて、自分の声のメンテナンスを定期的に行うことは大事ですね。

自分もひしひしと実感しています。。。。自分の声というものは、なかなか自分で評価できないです。
長年やっていてもそうです。

人間は、楽な方、楽な方に流れるので、ちょっとすると悪い意味で楽な歌い方になってしまう。
楽な歌い方とは、本来使うべき筋肉を遊ばせて、口元喉元で歌ってしまうことです。

それでも長年やっていると、それなりに楽な歌い方でも、負担のない方法で出来るのですが、これを、放っておくと、声楽というジャンルから逸脱して、ほとんどPopsになってしまいます。

Popsと声楽の違いは、マイクを通さない声で、どれだけ豊かに響くか響かないか?の違いです。

豊か、という意味は、溢れる声量というよりも、良く通る響きであると同時に、深みと幅がある響きです。
薄っぺらくない。

たとえば、クラリネットの響きを思い出してください。
あるいは、ヴァイオリンでも低音弦はタップリ太さがあるし、
高音は、耳にうるさいのではなく、遠くまで一本筋が通った良い響きでしょう。

声楽も、声でこれらの楽器のような響きを追及することで、楽器で奏でられるような歌を生み出すことが目的なのです。