アトリエムジカC6月7日
















最悪の体調の中、よくも頑張り通しました。
こちらとしても、下手をすると彼女が駄目になってしまう!という恐れをも感じた今日の彼女の緊張でした。
しかし、以前と違いこれだけ、プレッシャーを感じられたのは、本人の目指すものの高さゆえの成長の表われだと思います。
からしまくんと並んで、よい意味でのアマチュアリズムの彼女の志の高さを買いたいと思います。
それだけに、これから、徹底的に基礎を理解して、発声の基礎をもう一度学びましょう。おそらく、あらためて、何が悪くて何が良いのか?今日までのレッスンと今日の本番を思い起こすことで、これからの課題が自身で見つかるのではないかな?
見つけてほしいと思います。

日本歌曲は、今日の体調でとしては、言うことはありせん。
無理な声量にならず、旋律の歌い廻しもレガートで、とても品の良い演奏になりました。
音楽の方向性は、あれで正解だとぼくは思います。特に、浜千鳥。

アリアも、難しい高音をとにかく、凌ぎました。
いつも言うように、高音に向って夢中になってはいけません。
歌いながらも、喉の調子に対する冷静な観察眼を失わない様に。

後半の出だしで、ピアニストとの呼吸が合わなかったのが残念。ピアニストも良く聴くべきだし、歌手も冷静に対処しなければならないでしょう。
決して器用なタイプではないけども、分かれば確実にものにするタイプ。少しずつ確実に上を目指してほしいと思います。
ともあれ、無事本番を終わらせることが出来ました。心からオメデトウ!

|| BACK ||