講師の横顔
声楽のレッスンは、良い声かどうか?という部分を教えることが重要と考えています。
ちょっとした発声の違いで、声というものは、感じの良い声にもなるし浅薄な印象を持ったりもします。
他人に自分を受け入れてもらうためには、理屈ではなく声質にあるということは、日常生活でもよく経験することではないでしょうか。

また、発声を大事にしないと、喉を壊しやすいですし、年をとってくると歌えなくなってきます。
無理な発声を身に着けると、年を経てから癖が取れなくなり、とても苦労するのです。

最初に発声をしっかり身に着けることを、大切に指導しています。

発声についての講師の考え

ベルカントについて

発声のスタイルですが、ベルカントいう名称を聞いたことがありませんか?
私が教える発声法の基本的なところは、このベルカントの技法と呼ばれるものに依拠しています。
ここでは仮にベルカントを、通俗的なレベルでいう発声法の一分類として捉えさせてください。

「ベルカント」というと、オペラ専門とか、素晴らしい声量とたっぷりしたビブラートで、人を圧する・・みたいな印象を持つ方も多いのではないでしょうか?
だとすると、そのこととはあまり関係のない部分で教えています。

また、ベルカントが日本人に合っているからとか呼吸法がドイツ式と真逆だ、という立場を取っていません。
技術的な考え方が、人間の身体の作りに対して、自然な方法であり、無理がないということ。
その上で、歌を歌うための肉体の可能性を効率よく使うことが出来る発声法、という部分で共感しています。

声楽発声の基本

大事なことは、発声法においてもっとも根源的で基本的なことは、一つに集約されることです。
呼吸法も喉の使い方も、同じ人間が同じ肉体を使って歌う以上、まったく違う真逆なスタイルになる、ということはないと考えます。
仮に、真逆だとしても、それは同じ目的を達するために、逆の使い方をする方法をたどっている、ということでしょう。

肉体というものは、機械と違って、固定的、側面的ではなく流動的で融通無碍(ファジー)なものです。
この考え方が理解されていないために、発声法を会得できないで苦しむ人が多いのではないか、と考えています。

声楽で大切な語学と詞発音について

ところで、声楽というジャンルは、ヨーロッパのクラシック音楽と呼ばれるジャンルの中で、長い年月をかけて熟成され、洗練された演奏法ですから、当然ヨーロッパの言語発音が、発声法に影響を与えています。

そのことは、日本語の言語発音とは、かなり違っている面があります。

したがって、歌詞を歌のメロディに載せるためには、ある一つの基礎的な方法を身につけることで、ヨーロッパの言語に共通して使えるようになりますし、発声法にも大きなメリットとなります。
イタリア語でなければ上手く歌えないとか、ドイツ語の歌を勉強した人はイタリアの歌を歌うと下手、ということはこの面においてはない、と考えます。

日本人にとってみれば、ドイツなのか?イタリアなのか?フランスなのか?ロシアなのか?という違いが大きな要素と思うかもしれませんが、基本的なところは同じ技法で応用が充分に利くのです。
違うのは、声質の嗜好と歌うスタイルの違いなのです。もちろん言語の意味の理解もあります。
そしてそのことは、作曲家の作品に良く反映されていることではないでしょうか?

この点も基礎的なことなので、徹底して教えています。

後記

最後まで読んでくださってありがとうございます。
お分かりいただけたかと思いますが、要するに基本や基礎を大事にして、徹底するという教え方です。

最後ですが、声楽レッスンのアトリエムジカCでは、発表会も声楽レッスンの一つ、と考えて、なるべく多くの回数を行い、なるべく全員出てもらうことを願って教えています。発表会

これを呼んで興味をもたれた方は、ぜひ体験レッスンにお越しください。⇒声楽体験レッスン申し込み