山中 信 ドビュッシーを歌い語る 2022年12月10日(土)13:30開演 会場:ムジカーザ

(151-0066 東京都渋谷区西原3-33-1)
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当日はチケット4000円ですが、こちらからのお申し込みは3000円とさせていただきます。

山中信 ドビュッシーコンサート
2022年12月10日土曜日13:30~ムジカーザにてドビュッシーのプログラムで声楽とピアノによるコンサートをいたします。

プログラムの解説

この数年は、フォーレとプーランク、デュパルクなどで演奏会を続けてきました。
今回は11年ぶりにオール・ドビュッシーによるコンサートをいたします。
ドビュッシーは折に触れ少しずつ演奏をしてきました。
今回のメインは初めての挑戦である「抒情的散文」です。
この作品はほぼ女性に歌われることが多いです。
音域的に私の喉に合うことと歌詞を読むにつれ、ドビュッシーの独白のようにも思えました。
そこで、私が歌っても良いのではないか?と思うようになり練習を重ねました。

ハイバリトンには高音を歌うのが難しい曲です。
しかし、何とか全体をまとめられたかな?と思い本番に載せることにしました。
逆に言えば、この作品を演奏したくて今回のコンサートを企画したと言っても過言ではないでしょう。

他の作品は、「恋人たちの散歩道」「マラルメの3つの詩」「フランソワ・ヴィヨンの3つのバラード」です。
11年前に出したものですが、自分としてはどれくらい進歩できたか?という指標を推し測るための選曲です。

共演者のプログラム

そして今回も昨年末のプーランクに続いて、山嵜佑希子さんに2つの歌曲集を歌っていただきます。
「2つのロマンス」は比較的初期の作品です。
作風は、ドビュッシーらしいジャポニズムと世紀末風ミュシャの絵を思わせる雰囲気の可愛い作品集です。
「ビリティスの3つの唄」は、個人的にはドビュッシー歌曲の中でも傑作と思います。
声域が全般に低く狭くイタリア風に歌い上げる作品ではありません。
しかしフランス語を語りつつその音楽性を醸し出す手法です。
恐らく、ドビュッシーでなければ到達できなかった境地を表現しています。

ピアノ独奏は「ベルガマスク組曲」

比較的初期の作品では、もっとも有名な曲集です。
中でも「月の光」は、恐らく誰もが耳にしたことがあるのではないでしょうか?
いつも私の伴奏を務めてくれている石元里奈、渾身の演奏になると思います。

いずれも絶対に一聴の価値があります。
ぜひ多くの皆様にお聞きいただければ、と思います。

以下、自宅で練習中の抒情的散文4曲目の「夕べ」の参考動画です。

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