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発声練習では、息を混ぜるように発声を促した。
特に中音域。
良い声だが、太く当たり気味なのでアカペラだとピッチが下がってくる傾向が強い。
これをピッチが下がらない発声を覚えてもらいたく。
Haでハーで始めると自然になるだろう。

コンコーネは40番。
3拍子だが、音楽の雰囲気として2拍子のマーチが想起される音楽であること。
歌うときに、タイでつながった音符を短くしないように。
特に付点のリズムなので付点を短く歌わない事。
跳ねるリズムをしっかり出すこと。
音はとてもよく取れていた。

コールユーブンゲンは4度音程を練習。
aから始めた。
やはり増4度のファ~シが苦手になる。
これをスケールではなく、2個だけのファーシで歌ってみると、すぐに歌えることから、ファ~シドとシから半音上がることを付加することで、
ファソラシドが歌えるようになった。
ファソラシドの場合、ドレミファソが身についているのでシに♭を付けたくなるが、あえて付けないように歌えることも覚えてもらいたかった。

コールユーブンゲンは復習はすべきだが、予習はしないでぶっつけ本番で当たってほしい。そのための練習課題である。

イタリア古典からAmarilli最初の通しは、これも良い声だったが、すぐにピッチが♭に下がり気味で、最後は1全音下がった。
だが、2回目の通しで見事にピッチの良い声で歌い終えられた。

伴奏があれば問題ないレベルであるが、伴奏無しでアカペラでピッチを下げずに歌える技術を身に着けると、
実際にピアノ伴奏で歌っていても、声とピアノとのアンサンブルがまるで違う。

次回以降3番のDimmi amorを練習する予定。