GH

ほぼ1年ぶりであろうか、コロナ禍を慮ってお休み中であった。
声は変わらず、むしろ調子の良さがうかがえた。
発声練習の声は、彼の課題点はほとんど感じさせない低音から高音まで良いフォームであった。

曲はトスティの「別れの唄」とシューベルトの「月に寄せて」(D296)

発音とか曲の表現などのことは、ざっと聞いた限りは気になる点はなかった。
それよりも、声の基本的なフォームが気になった。
音程を追うためだろうか?あるいは弱声を意識するためか?喉が高い発声になるため
いわゆるお腹の付かない声になる傾向があった。

これは誰でも傾向としてあるのだが、4点(5点)C前後から始まる。
これは単純にオクターブ下の声を出し、その喉の状態を変えないようにして発声してみること。
あるいは子音を含めて発声する際に、身体の下方に向けて発声する意識を持つと良いだろう。

音程だけに意識を向けるために、喉が高くなるので、音程を気にしないでやってみること。
そして音程が合わないようであれば、軟口蓋ではなく喉そのものの声の出し具合で調節してみること。
またブレスからのお腹の支え具合も大きく関係する。

これらの点についてを総称して「開いた喉」と言われて来たのだろう。