TM

発声練習

声は5度スケール→3度5度アルペジオ→オクターブのアルペジオの順番で。
喉の温まりの影響が良く反映されるようで、徐々に声が良くなっていくのが判る。
今回は

フォーレの「幻想の水平線」

全曲を練習した。
1曲目からEnchainemenやElisionをどう歌うか?といこと、特に接続詞のEtがつながる部分について切る方法が課題となった。
フォーレの書き方が、つなぎたくなるフレーズ構成なので、Enchainemenが悪いわけではないが切った方が歌詞発音が明快になる利点あるということ。
3曲目は、この点は問題なしだった。
発音で今日気になったのは、語尾の狭いE母音の扱いと、長く伸ばした音符の最期のEのあいまい母音の処理について。
Eの狭い方は口を丸くUのようにしてEを言うように。
語尾のEあいまい母音は、最後に少しだけ入れるように、という具合。
その他まだいろいろ課題は残っているが、とりあえず今日のフレーズの歌い方を基本に、之から声の扱いについて練習していきたい。

SNT
発声練習は、声が適度に温まってから高音換声点前で簡単にファルセットに変化させないことを中心に練習をした。
やり方としては、シンプルにファルセットになる前の音から声を変化させないでそのまま上昇するように歌うことに徹底集中すること。

パノフカ23番

譜読みは問題なし。細かい16分音符が滑るというか、ほとんどポルタメントに聞こえるのは半音程のせいだが、それをあえて粒立てるように歌うこと。
Hを入れても良いと考えている。

ロッシーニの「約束」

全体的な歌声の調子は良い状態になった。
ただ、良く出てくる修飾音符の一部で音程が不明瞭な部分を特に練習。
まずはゆっくり練習して正確に表現出来るようにしてから、テンポに合わせて練習するという順番が大事。

フォーレ「私たちの愛」

難しい事だが、フィナーレの最高音の声を更に発展させたいと考えた。
細くでも当たった声は出せるので、後は更に喉を開けて吐き出すように出来れば、感動的な最高音が表現できると思う。

モーツアルト「フィガロの結婚」伯爵夫人のアリア

アリアはそつなく歌えており、細かいことで気にならなかった。
あまりゆっくり歌わない方が良いと感じた。
レチタティーヴォは、所々リズムがおかしいところがあったので修正。
歌詞の発音と音符との割り振りが合わないのは、単語の語尾子音を次の母音の語頭と切り離してしまうことが原因。
短い音符、隙間のないフレーズでは、語尾子音は次の語頭の母音ないし子音に着けてしまう意識で歌うことが、音符を正確に歌うための方法になること。
非常に基礎的なことなので、今の内にしっかり覚えて実行出来るように。