SNT

発声練習では、声の出し初めを丁寧に柔らかくということを目的にした。
最初の声出しで、息を唐突に当てて出しているように思えたからである。

当初に比べると、もっとも素朴な声量の問題は解決しているので、強く出すという意識はもう必要ないと思う。
それよりも、息を吐きだすことが声につながる、というイメージを大事にすることで、声の出し初めを瞬時にしかも柔らかく出すことを覚えてほしい。
その対処法として、息を吐くだけの練習法を教えた。

パノフカ5番。
良く練習出来てたいた。多少の修正で上りにした。

ベッリーニ Ma rendi pur contento
声の出し初めに気を付けること。フレーズのレガートはテンポ感、つまり息の出し初めと次の流れ方に相当な意識を持つこと。
また、そのためのテンポ感を明快にしておくこと。
それがなければ、レガートな歌は生まれようがないから。

フォーレ Nell
やはりベルナックの指摘した四分音符=76のテンポに落ち着いた。
出だすの裏拍を裏と思うからうまくいかないのであって、フレーズで音楽を見ること。
たまたまというか、前奏を強拍で始めたくて書いて、歌が入るタイミングが偶々弱拍だったということで、弱く感じなければいけないという理由はない。
表か裏か、強いか弱いか?以外にも、準備と飛翔という考え方もあることを知ってほしい。

Ta roseで始まるTaは、ここでは音楽的には次のRoseのシラブルの響きを強調するための準備としての長さが必要。
あるいは、意味的にも所有格になるので、意味的にも大事であること。

ただし、8分休符の反作用でTaを短く切るように強調してしまう歌い方はおかしい。
音符を目で見て歌うときに、見た目の音符の細かさに左右されないで、音楽として脳内に作り上げた旋律線ということを大事にしよう。