2017年6月9日声楽レッスンノート

KY

発声練習では、母音のIとハミングを応用して、換声点から奥に引っ込んでしまう歌声の修正を試みました。
特に5点Eから急速に声が中に入ってしまい、こもってしまいます。

いままでも、いろいろな方法を取ってみましたが、換声点を過ぎるころから喉周辺にこわばりが生じるのではないか?と思われます。
その原因は、結局中低音の発声時からあるのでは?と思いました。

特徴的な癖は、ブレス時に微妙に顔を前に出してあご下あたりに力みを見せる姿勢が見て取れること。
息を吸うときに、喉を下げてあくびのような状態を作っているのではないでしょうか?
このあくび状態が過ぎていると、換声点から上が苦しくなると思います。

大事なことは、この方法がほとんど無意識に行われていること。
癖ですから無意識なのは仕方がありませんが、自分の癖を治す時は、そのことを意識に昇らせることが大切です。

ブレス時は何もしないで、腹筋だけで息を吸うこと。
そして声をだす瞬間に、喉が反応すること。

これだけに集中するようにしてください。

曲は、ルッツィのアヴェ・マリアから歌いました。
こちらは、全体に声がこもり気味だったので、鼻腔の発声を意識してもらいました。
結果的にピッチが少し高めに感じるかもしれません、が、音程そのものを意識するわけではないです。

このことは、音楽に関わることなので大事ですが、次の「クロリスに」では、ピッチを意識して音程そのものが高めに感じる歌声になっていました。
これは、表現としてややおかしいです。
ピッチという意味は、私の場合は声の明るさという意味です。

これは微妙な音程が影響しているので、ピッチという言い方をします。

「クロリスに」は、音域が低いのと音楽の表現として、やや暗めの重い響きが彼女が歌うには良いかと思いました。
そのため、テンポも指示通り、なるべくゆったりとさせ、その分声を重くすると、この曲の優雅さと微妙な暗さが美しいと思いました。

歌う音程感としては、ドンピシャを狙う感じの方が、声の響き自体も重くなり良いと思います。