AC

発声練習

喉を緩めるように、下あごを降ろし気味にして声を胸に軽く響かせるように練習をした。
音程にシビアにならない方が、喉の良い脱力が促されて自然に音程感の良い声になる。

ラヴェル「5つのギリシャ民謡」

「花嫁の唄」

中高音の5点Dの声で始まるので、特に喉の過緊張に注意。
Gを主音とする短調に準ずる音階なので、このGを出してみる。
そこから喉を上げないように注意して5度上のDを出す。
声のピッチそのものを気にしないで、喉の脱力感を大事に。
こうして作った声で歌い通すように。

「向こうの教会のそばに」

この曲も中高音が主になるメロディであり、喉の過緊張に注意を払うこと。
やり方は前曲と同じである。

「なんという伊達男」

これも中高音の始まりなのだが弱声ではなく強声なので出だしは良い。
この音から高い声に跳躍するフレーズで喉の緊張に注意を。
音程を意識し過ぎないように。
喉の脱力を旨として。

「乳香を摘む女たち」

彼女はO母音がAっぽくなりやすいので、良く口を細めて丸くと指示した。
すると今度は声が奥に入り過ぎてこもる。
こもらないように軟口蓋を良く上げることで、倍音の混ざる良いO母音の響きを作る事。
このOで始まる最初のOは感嘆詞になるから拘るのである。

「本当に愉快に!」

この曲は祭りの舞踊曲。
2拍子だが2拍目にアクセントをしっかりおくことで、このダンス感覚が表現できる。
軽くならずに、どっしりと2拍目に重きをおくこと。、