TBT

発声練習

今回も声作りの段階ということで、45分ほども発声練習を行った。
そのすべてを書くことはできないが、かいつまんで課題を書いてみたい。

要点は3つある。
大事なことの一つとして、姿勢である。
声を出すときに顔を前に出さないようにすること。

そして2つ目は、口の開け方として下あごを良く降ろして開けることである。
そうやって歌う歌声は、中低音域では地声に近い声になる。

そして最も大事なことは、呼吸法である。
ブレスは弦楽器でいえば、弦を正しく張った状態であることと同義である。

息を入れて側腹から腰が膨らむように入れる事。
これは慣れないとすぐには出来ないと思う。
出来なければ、少なくとも下腹部に少し力を入れた状態で息をお腹に入れるようにすること。
そして、そのお腹の状態を維持して歌うこと。
これに慣れる事である。

今回は、あえて地声を忌避しないで胸声を開発する意図をもっての練習であった。
それは初心者の基礎として彼女の現状の声から、改めて地声を開発すべきと判断したのである。
中音域が力なく、中途半端にミックスした声になっていること。
この一番出しやすい中低音域が正しいフォームになることで、良い高音発声に至れるはずである。

イタリア古典歌曲集より「いとしい人よ」

中声用の楽譜で練習したが、やはり5点C以上の声は難しい状態である。
そのため、低声用の楽譜で練習してみた。
出だしは中声用で5点D、低声用が5点Cとなる。
現状は低声用であれば、喉が高すぎないファルセットにならない範囲となる。

それでも何とか最後には中声用でファルセットではない、ミックスした歌声の高音で歌えるようになった。
高音のコツはいくつかあるが、大事なことは声を出し過ぎないこと。
低音の喉を違わない感覚で出せる事。
その場合には、低音と違って喉そのものに意識を向け、点に最小限の力でポンと当てる感覚が大事である。

覚えが比較的に速い方なので、今日のポイントを良く抑えて続ければ、1年ほどでコツがつかめると思う。