TBT
発声練習
今回は4点C~5点Fまでの音域に限定して練習をした。
概ね当初教えた通りに中音域の声はミックスしてきた。
声の響きも前に出ている。
4点Eからは地声になりかけているが、それほど強くない。
ある程度自分でコントロール出来ているのだろう。
高音は、5点Dから少し裏声気味の傾向があるが、注意すれば修正可能な状態である。
更に高音の発声に留意したい。
コンコーネOP9より9番。
通してみると、一部に音取りの間違いとリズム読みの間違いあり。
音取りは、アルペジオの関連で、取りにくい音程なのだろう。
これは移動ド階名唱法によって、取りやすくなる。
移動ド階名唱法は、#や♭が少なければよいが多くなると煩雑ではある。
音程の取りにくいフレーズだけでも、この移動ド階名唱法で取ることを覚えると良いだろう。
リズムについては、長く伸ばす音符を数え間違えていた。
譜読みの時点で漠然と歌わないで、リズムを明快に理解して歌えるようにしてほしい。
一つは、拍節を手を叩いたり指揮をしながら歌うことである。
もう一つは楽譜に、拍節毎に縦線を入れることで拍節の区分を明快にすること、である。
なぜこのような練習が必要か?というのは、結局は声のためである。
リズム感が明快に体についたものになると、声もそれだけ体から発した声が出やすいのである。
滝廉太郎「花」
特に譜読みの問題というよりも、声の課題であった。
低音は明快に明るい声で、高音に行くにつれて重心を低くするように。
口を開けていくことも忘れないように。
つまり、ある音から喉が上がろうとするので、その感覚に敏感になること。
その喉が上がる感覚を滑らかに丁寧に抑制したり、あるいは反対になるようにするのである。
そのために、重心を低く感じたり唇を尖らすようにするのである。
ひらたく言えば、音程を低めに感じる事でもよいだろう。
滝廉太郎「荒城の月」
これは今の彼女の声にはかなり高いイメージである。
ただ高音の換声の練習には打ってつけであろう。
今回の練習で唇を前に突き出すようにしていくと、高音の裏声化が軽減されミックスした声になることが判った。
次回はささやき声の応用による練習にトライしたい。




