今日は2名のレッスンを行いました。

最初の方は、合唱のメゾパートです。
発声が不調で、喉の調子も悪くなっているとのことでしたが、前回に比べて大分調子が良くなっていました。

今日は低音で地声を出してもらいましたが、確かに彼女が医者に指摘されたように、この領域の発声を練習することはよさそうです。
すでに、良い状態になっているので、必要以上にする必要はないですが、通常の発声練習に、少し加えておくと良いでしょう。

高音発声で、換声点から上でも頬を上げて口を横開きにするのですが、その声が危なっかしいので修正しました。
換声点から上になったら、喉をあまり上げないように注意すべきではないでしょうか。
大きい声で発声する必要はないですが、喉の下の鎖骨の中間あたりを一瞬狙う感じで出すと、喉の上がらない

フランス語の発音を見ましたが、とても良く読めていますし、発音記号が読めるのは強いと思います。
多言語の読みの習得は、発音記号から入ることは必要だと思います。

2番目の方は、高音発声の特に換声点の発声が未熟です。
恐らくほとんど意識していないのではないでしょうか?

あるいは、最高音のコロラトゥーラ領域の発声が目的かすると、根本のところがおろそかになってしまうので、換声点の発声は気を付けてください。
この領域の発声次第で、歌声がノーブルになるか?そうでないか?という違いが出てしまうからです。
まず、口を開け過ぎている傾向が気になります。
特にその上の5点Aに入る場合など、口を開けすぎるために、声帯が開いてしまった、いわゆる喉っぽい声になっています。
この辺り、十分気を付けて発声を開発してください。

母音のIを使うと、本質的に口を開けない発声になりますので、練習には良いでしょう。