EK

間が開いたこともあり、発声練習を15分ほど行った。
こちらの耳にはほとんど問題は感じられなかったが、本人は調子がもう一つということだった。
換声点過ぎて5点Aからコロラトゥーラ音域になると、余計な力みがなく良い響きになっていた。

曲はモーツアルトのコンサートアリア集からAlcandro,lo confesso-No se d’onde viene
全体を通して大過なく歌えるようになっている。
気になったのは声のポジション。
特に中高音域で喉が高い声になって、子供っぽい感じになる点。
声を出しやすい音域で耳に良く響く声をビンビン出す感じが、喉のポジションが高いのだと思う。

気を付けてもらうと、暗い声だが低いポジションになる。
声の出し初めの位置をみぞおち辺りに感じるだけでも良いだろう。
口先で意識すると暗い声になりやすい。

最終的にはポジションがお腹から出てるが、声質は明るめになれが理想だが、まずは声が暗くても低くポジションすることを覚えた方が良いだろう。
つまり声楽的な声質という観点を得ることにある。

恐らく、声質自体はポジションではなく発音そのものや子音発語のやり方次第で明るくなるのだと思う。

TM

発声練習は、健康的な声の響きで、安定度共に良い出来であったと思う。
中音域の声も声楽らしい響きが出来つつあると実感。
唇や口の開け方に工夫が良く感じられる。
ただ、あまりこだわり過ぎて硬くならないように注意を。
自然であることが一番である。

フォーレのAubadeから。
声のポジションだけに意識を向けると、特に中低音域での弱声発声時に声が暗くなり結果的にピッチの低い響きになるので注意を。

シューベルトのMorgenlied
こちら、比較的良い声で歌えているが、やや歌い過ぎの傾向で重い印象だった。
テンポを少し速めて歌詞を建てて歌う方向を指示した。
恐らく子音発音に力が入り過ぎている可能性があるためではないか?

デュークのAubade
こちらも子音発音の力みと歌詞を語る感覚を磨くと、よりこの曲の持つ軽やかさが出てくると思う。

Mattinata
これも前半部分は歌詞で語ってサビで高音を十分歌い込めば良いと思う。
端から端まですべてを一所懸命歌わない事が大事。

それと他の3曲も同じだが、歌詞を歌うリズム感を優先すること。
つまり発声や子音発語のために、音楽のリズム感がないがしろにされないように。
言い換えれば歌詞を歌うところで、曲が持つリズム感を良く表現できているかどうか?が大切であること。

しかし、現実のレッスンでは私のピアノが下手なので良いリズム感が出せないと思い、アカペラでも練習をしてみた。

歌うとき、発声や発音のディテールを重要視すると、例えば歌詞発音を明快にと思うあまりに子音発語に時間がかかって重くなることと、結果的に母音の響きも重くなってテンポが重くなる。
よりEspressivoに歌う箇所を歌い込んでおいて、後はParlandに処理することを覚えると良いだろう。
最初は鼻歌レベルで発音だけ明瞭に歌う練習をすると良いだろう。