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発声練習。

全体に安定した歌声で4点C~高音5点Aまでを下降形と上行形スケールとアルペジオで練習した。
換声点が以前よりも音程感が良くなった。
発声練習では慎重に出しているため、口は閉じ気味であったのは、頭声を意識したせいであろう。
実際の歌では、太くしっかりした声がミックスされたような声になり、結果的に全体の声量は増加していた。

ヘンデル Ah mio cor

全体にヘンデルらしい格調高さが感じられる歌声になった。
発声練習の項で指摘したように、換声点から高音にかけての発声が変わったことを実感。
このため、高音域を積極的に歌う雰囲気が強くなり好感が持てた。

指摘した点は、跳躍で5点F~Gへのフレーズでピッチが届かないことが時々あること。
これは母音の発声そのものよりも、子音出し方で自然に解決することを教えた。
つまり音を出す母音に力を入れないで、その前の子音をしっかり発語すること。
そのことで、結果的に母音のピッチが合うことになる。