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発声練習
もう20年以上ぶりくらいに来られただけあり、成長の跡著しくうれしかった。
これならレッスンは不要だろうと思ったくらいである。
だが実際の歌唱になると、いくつか身に着けるべき技術はあるのでは?と思った。
カトリック典礼聖歌から歌と詩篇。
音域が中音域であり、歌詞の語りが大切な短い歌と詩篇。
この中音域で、響きを高くし過ぎないこと。
つまり基音を大切に歌うこと。
それは歌詞を明快にすることにつながるだろう。
確かに高い響きあるいは共鳴は声楽の大事な技巧だが、それを重要視し過ぎると本末転倒になる面がある。
普通に大事な音階の正確さや歌詞の明瞭さが抜けてしまいがちになる。
トマ「ミニヨン」より「私はティターニャ」
主には彼女自身が懸案としている点を練習。
高音のロングトーンというよりも、経過的な細かいメリスマが上ずる傾向を修正ということ。
これは上行形も下降形も同じである。
スタッカートの歌い方によって、正確な音程感のある声を伸ばすこと。
スタッカーとは良く勘違いされているが、腹筋で切るのではなく喉で切るのである。
これは、良い意味で喉を働かせることに意義目的がある。
ソプラノあるあるだが、高い共鳴に意識を向けすぎると、基音を確立する胸声のバランスが減少し、結果的に音程感が不明瞭になる。
それを修正する目的として、スタッカートを練習する。
この練習では頭部や鼻腔ではなく、喉から下に意識を持つこと。
そして、口を開けて音程移動に応じて口の開け具合を変える。
あまり早く練習せず、ゆっくり目に練習することである。


