2月13日

SKM

発声練習は、6点Cまで行った。
概ね高音の発声は良好な結果で、ソプラノとしての今後が期待できる結果である。
ヘンデルのPingero la sorte mia
出だしの中低音域の発声は、喉をリラックスさせてゆったりと出す感覚を大切に。
この曲では高音は自然に換声しているので、問題なし。
後半のテンポでは、ブレスの場所を問題にした。
チェスティのIntorno all’idol mio
本人の希望により高声用で練習したが、予想外に良かった。
やはり中間換声点の問題が合ったのだ、と今更ながらの発見であった。

2月14日

KGN

発声練習から少し気になったのは、換声点を超える辺りでのどっぽくなってしまう点。
そのため、ハミングの練習とI母音の練習をした。
パノフカの1番を練習した。
上行形のフレーズの基本はクレッシェンド、最高音の響きを抜かないで当てるように。
これは、ヘンデルのRejoice greatlyにおいても同じである。
短いブレスのため、喉のフォームが保てないことと、発音時の下あごの力みが、主に換声点での発声の課題になっていた。
お腹の動きで喉を押さないように、呼気で歌うのは喉から上であること。
ヘンデルのVadoro pupilleは、それまでの練習の成果が出たか?すっきりとクリアな高音が聞こえていた。下あごの抑制と軟口蓋の意識を大切に。

SKMM

発声練習では、母音Aの中低音の練習が中心となった。
I母音で始める声はとても良いのだが、A母音になると、暗く♭気味の癖が出るのが中低音。
ハミングの練習と軟口蓋から上を開ける意識で、明るく通りの良い声になる。
コンコーネ19番。
ちょっとした音程の勘違いと、リズムの勉強になった。
Lascia ch’io piangaを練習。
最初はレチタティーヴォから。
音読を裏声で始めてから、同様にメロディのリズムに合わせて音読をして、最後に歌う。
リズムが不明になった時、4拍子なら1小節内の4つの区分に線を引いて把握することを教えた。
歌いこむうちに、彼女らしい詩情が感じられるようになった。