HSS

中学時代に声楽を始めている声楽レッスンだが、大学時代は中断していた。
社会人になって復活したいとのこと。
コロラトゥーラソプラノの素質を持っているのは、良い頭声の喉を持っているからだ。

今後レッスンを続けていけるなら、確実に良いコロラロトゥーラ・ソプラノとして成長できると思うが、
もしネックになるものがあるとすれば、そのモチヴェーションをどれだけ維持できるか?にかかっているだろう。
声楽作品に好きな曲や好きな歌手があるか?という点は、素朴な意味での訓練を継続するモチヴェーションにつながりやすい。

現在の発声の課題は中低音の声の響きにある。
今日はこの中低音の声と、5点F近辺の高音への換声点の発声という点が課題となった。
今は少し声がこもるかもしれないが、口奥を広げるような発音・発声を覚えることと、高音への換声点の発声を覚えることが課題だと思った。

コンコーネの25番と26番。
25番は前回間違い易かった点は治っていた。
声質の調整を行った。
26番は譜読みが良く出来ていたので、譜面に書いてあるスラーの意味、その他の記号の扱い方について。
口の開け方で声質が上質になる点を修正。

ツェルリーナのBatti batti o bel Masettoを練習した。
前回に引き続き2回目だが、かなり細かく教えた。
その分、厳しく感じたかもしれない。
声楽の声とは?歌い方の表現など、最初が肝心なので、なるべく徹底したい。
やはり換声点5点E~Fの喉の扱い方をうるさく言った。