SKMM

発声練習では、前回の胸声解消の方法が良かったらしく、かなり治って良くなっていた。
いきなりA母音でやって合格するのは、初めてではないだろうか?

ただし、これは下降形で行った場合である。
下降形で低音まで下りて、今度は低音から上行形で行うと、やはり声の出だしで太く当たる傾向が残っている。
残っているが、限度以内である。
つまりピッチは改善されている。
そのため、あえて修正せず見守った。
高音の換声も自然にできている。
全体的に見れば、かなり進歩していると見るべきであろうと思えた。。

コンコーネ21番を練習。
ほぼ問題なく歌えていたが、一か所だけ音程がはまらず。
発声の問題がありそう。つまり高音から低音に降りる、低音側の音程が下がりきらない。
これは、恐らく地声に落とすのを無意識に避けているためかもしれない。
次回、リトライしてみたい。

曲はイタリア古典歌曲集 Lasciar d’amartiから。
微妙に締まり気味だが、ピッチが良いのとメロディの歌いこみが良かった。

同じくSento nel coreから。
テンポが速くなったので楽譜通り。
発声は前に同じで、もう少し喉が開いて息が楽に吐けるとさらに良い感じ。
メロディに対する感情移入が素直に出ていて好印象。

Caro laccio
これもテンポの修正。メロディの性格を良く汲んで、もう少し太く落ち着いた声になると良いと思う。
もちろん、あくまで柔らかく声を扱うことに違いはない。