SKM

伴奏付きのレッスン。
Intorno all’idol mioの高声用。
ピアノのテンポ感と歌とのアンサンブルを指摘。
つまり歌手のブレスのタイミングに必要な前奏のリズム感と、歌い出してからの歌手の呼吸を誘うためのテンポ感である。

ヘンデルのPiangero la sorte mia レチタティーヴォが歌手のテンポが遅い。
もっと素早く語った方が良いだろう。
またアリア部も、歌手が歌いながら重くなってしまい、結果的にブレスが苦しくなる。
これも伴奏のテンポである程度補ってもらうしかないだろう。
本質的には発声の問題になるので、テンポの設定だけですぐに解決できる問題ではないからである。

なお、曲を通して歌う際、特に伴奏を付けて歌う場合は、発声とか呼吸とか個別のことだけに注意を向けると、
全体的にばらばらになる危険性があるため、ひたすら音楽だけに集中するようにした方が良いだろう。