山田耕作「鐘が鳴ります」イタリア古典歌曲集Nel cor piu non mi sento　レッスン

SKMM

発声練習

前回に引き続き、単母音による声質はクオリティアップの感が強い。
中低音は共鳴が出ているし、ピッチも良い。
以前の胸声の悪い癖はすっかりなくなったと感じた。

指摘した点は、5点Eで不安定にならないように、なるべくそれ以前の声を変えないように昇る意識を持つこと。
ただし5点Gまでで、これ以上の高音は声を変えざるを得ないのだが、その点はまだこれから先の課題としたい。

コンコーネ50の9番

母音で歌うためか、発声は発声練習で出来ている声が発揮できている。
特に高音発声は良い印象を残してくれた。
何度か歌い直して譜読みを確実にした。

日本歌曲から山田耕作「鐘がなります」

譜読みが浅いためと、歌詞が付くため、細く小さい声で歌い始めた。
しかし、これはこれでPAを通して歌えば通用する良さが感じられた。
声楽的な声に仕立てるため、単母音での練習を行い、ある程度発声がつかめてから歌詞発声に切り替えた。
歌詞になると母音の違いで響きが変わってしまうことが、今後の課題である。
そろそろ低音域の発声では、最新の注意を注ぎつつ良く響かせる意識を持つべきであろう。