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発声練習

上行5度アルペジオで3点bから始め、4点Dまでで始めた。
最初は4点Dを過ぎると喉が上がる傾向が見えていたが、音型を変えていくことで、
最終的には4点D#もうまく収めていたので、高音の発声もコツはつかみつつあるようだ。

トスティのソルフェッジ18番

初歩的な譜読みに問題はない。
テーマとしては、調性と音型から、このメロディが表現している感情をくみ取って歌声にすること。
それは声の表情もあるし、リズム感もあるだろう。
またタイで結ばれた部分の拍節感覚や、8分音符が連続して上昇する音型の特徴もある。
そういった、音型と調性の表す雰囲気をくみ取って、より歌声にする部分は、つまり表現力を呼ぶだろう。
この曲集を歌う意味は、譜面から無機的な音のつながりを正確に表すことが第一段階。
現座の第二段階としては、有機的な音の並びと形が表そうとしているものを良く読み取り、歌にすることまでを課題としてほしい。

イタリア古典歌曲集より「私は心に感じる」

一回目の通しから実に立派な歌声を披露してくれた。
適度に重くまた悲しげである。
これまでの指導が実を結んだと実感する出来であった。
強いてフォルテで声の力みが少し出てしまうことに留意を。
また、曲の末尾のTurbando vaはきれいにディミニュエンドして終われれば完璧である。

トスティ セレナータ

若々しく軽快な歌声になって、「私は心に感じる」と対照的な歌声の変化が好ましい。
弱声の表現は、弱弱しくなるのではなく、丁寧にきれいになる、と考えて歌うとよい。
丁寧に歌おうとすると、テンポ感に変化が出るだろう。
またこの曲の高音である、Ah la~の4点E♭は、腹が抜けた声にならないように。
つまり上ずらないこと。その上で滑らかに美しい声を出してほしい。
バランスを考えること。

信長貴富「おぼえているかいあの春を」

付店四分音符=50であるから、かなりゆったりしたテンポ感であることを念頭に。
急がないこと。
そして言葉の一言一句を明快にはっきりと語り歌うこと。
このことに尽きる。
これも高音の4点F♭が上ずらないように。
そして特にフレーズ中で音程が跳躍する際に、声が途切れないように注意をしてほしい。
発音じの下あごを動かさない範囲で発音できることが一つの条件だろう。
そのためには、舌が柔軟に動かなければならないだろう。
つまり音程跳躍時に、喉のフォームを動かないように発音するということになる。