発声練習

やはり息を吐く感覚に集中すること。
つまり声が良く響く前に息が通っている感覚を大切に。
この点は、後々に実際の歌でも指摘したことにつながるのだが、高い響き、集めた響きを常に意識し過ぎることが、デメリットになっていると思われる。
つまり声を鼻根に集める、上顎に集めて前に出す感覚だけに頼るため、結果的に喉が少し締まっているのであろう。

一歩譲ってこの発声が大事なケースがあるとするならば、それは強声の時に必要かもしれない。
ただ、息を通して歌うメッザヴォーチェが出来ないで強声しか使えないとするのは、やはり基礎が出来ていないということになる。

響きを集めて高く歌おうとするデメリット

細かい音符を動かすメリスマの発声に顕れてくる。
コンコーネ15の1番を復習しているが、細かい音符が滑りやすい。
Hを着けて良いと思うが、動きにくい理由は喉周辺の筋肉が硬いからである。

このような細かい音符の時は喉を意識的に動かすように口を動かしてやること。

口を動かすためには、口を開けた発声が良い
口を開けた発声をすれば、喉そのものに意識が行き、喉を動かしやすくなるのである。
ところが、口が開かない傾向になるのは、実は響きを固定した場所で歌おう、という意識が強いためと思われる。

思い切ってこの高い場所に響きを意識しないで、響きを落として口の中から素朴に出す感覚をもう一度思い出すべきである。
つまり喉そのものにもっと意識を以て歌ってみること。

これは、最後に練習したTu lo saiでも効果的であるのは、開母音で口を開けた発声をすることで、声の響きに膨らみが出て成熟した女性らしい落ち着いた歌声に感じられらことである。

コールユーブンゲンをやって感じたこと

初見の譜読みがかなり出来るようになったこと。
まだ慣れないリズムの読み方があったのは、6/8拍子で16分音符ばかりが出ると、リズム感に迷いが出ていることであろうか?
音程に関しては、階名唱法による練習の校歌がかなり出ていると思われた。