合唱団乙女座の演奏風景

乙女座

7月の大田区合唱祭の曲目を主に練習。
今回はピアニストが来てくれたので、本番を想定した練習となった。
もっとも大切にしてほしいことは、歌詞を語ることに注力すること。

ふつうの意味で「歌うこと」というのは、充分に身に付いている。
そのことよりも、歌詞を語る事である。

具体的には、口を動かす事。
口を動かすことで、口の中の軟口蓋や舌などの筋肉が活発に動くように発音すること。
つまり、歌詞が明快にお客様に伝わることを目的としてほしい。

言い続けているが、子音をはっきりと出す事。
N、Lは舌を良く動かして上顎にはっきりつけるように。
Dも舌を使うが、Dは喉を鳴らすように。
T、F、Vは呼気をはっきり吐くように
BとMは、はっきり上下の唇を合わせてから離すこと。
特にBは破裂音なので、呼気をしっかり出す事。

以上のように、ふつうに日本語を何となく歌うだけだと、5~6名の人数のアンサンブルでは歌が伝わらない。
今回は特に大きなホールである。
非力な声に頼るよりも、歌詞を明快に届ける強い意志を持って歌い語ることが成功の鍵である。