KMM

発声練習では、喉の締まり気味を治す目的で胸声の練習を行った。
胸声と言っても、この場合は喉の緊張を解く目的で軽く胸に当てる発声である。
音程そのものを強く意識しないで、音程を意識し過ぎずに声を出す息を胸に軽く当てることで、緊張している喉を緩めること。
緊張を解いた声こそが、本当に良い声につながるものである。

基本的に口が開かない発声なので、下あごを良く降ろして声を出し始めること覚えると良いだろう。

トスティの50から7番。
オクターブの音程を出すことが難しい。
このため、この練習曲集は中止にし、コンコーネを1からやり直すことにした。
譜読みを基礎から始めることは忍耐が必要だが、後々に必ず役立つと思うから。

初恋。
リズム感を大切に。前半は堂々とゆったり歌うべき。
そして中間部は、間合いを十分感じて自由に大らかに歌ってほしい。

サムソンとデリラを練習。
中間部の下降形半音階で半音程の歌い方が難しかったので練習。
音程で取ろうとしないで、響きで感じること。
下降の場合はむしろ昇って行くイメージを持つと、良い音程感が出せる。

SK

発声練習では、A母音だけで下降形上行形スケール、アルペジョと続けた。
音程感、声量とも良い感触であった。
地声領域も地声にならずに出来るが、気を付けないと4点D以下で地声になる点に注意を。

後、大事なのはなるべく5点Eから始まる換声点を極力先延ばしすること。
つまりなるべく換声をしないで高音に持っていくこと。
それは、元々が裏声系の強い声になっているため、アペルトで出してちょうど良いくらいの換声にすでになっていることにあるから。
意識するのは、5点Aを過ぎてからで十分なのだ。

トスティのL’ultima canzone
発声練習では彼女も胸声の練習をすると、良い声になるのだが、歌詞を歌うととたんに痩せた響きになってしまう。
そのため、胸声を意識した歌い方を練習した。
フレーズの入りでは、下側の和音内の音程を意識して歌い出すこと。
楽に軽く胸に当てるように出し始めること。
また高音の換声点は、口を意識的に開けて喉奥から出すようにすることで、換声させない発声をすること。

最後に練習したベッリーニのQui la voceも同様に、発声の胸声化を練習した。
高音発声については、自然な換声が始まるまで我慢を。
特に5点F前後は我慢すること。

全体に口を開ける発声を覚えることが大事だと思う。