TNK
発声練習
バランスの取れた声質による音域が確立されつつあると感じた。
低音域で声の出し初めをもう少しアタックがしっかりすると良いと感じた。
基本的な声量もアップするだろうと思われる。
ヴェルディの歌曲「墓に近寄らないでほしい」
ヴェルディ独自のリズムをまずきっちり表現できるように。
副付点四分音符と16分音符の組み合わせ。
このとき伴奏は8分音符の和音の進行形なので、この伴奏リズムと歌のリズムが正確に関係し合うようにである。
そのことで、ヴェルディ独特のヒロイックな雰囲気がノーブルに表現されると思う。
Allegroになってからは、楽譜に書いていない音符の伸ばしや、テンポの緩急があるが、ほぼ楽譜通りで良いと思う。
緩急はそれぞれ歌い手の個性的表現なので、特定の歌手の歌い方を真似する必要はないだろう。
あとは歌詞の音符割りを所々修正。
イタリア語は1音符に2シラブル入れることが多いので、注意を。
またフランス語と同じに子音と母音のつながりはリエゾンすることも多いが、リズムとの関係もある。
ヴェルディ「椿姫」よりジェルモンのアリア「プロヴァンスの海と陸」
高音が予想外に良かった。強いて言えばI母音が開きすぎになるのを修正。
普通にI母音のように口先を開けすぎないこと。
そのためには口先を開けすぎないで、中を開けること。
特に鼻腔である。
あとは、譜読みが未熟なのでよく練習すること。
特に最後のフィナーレは、母印だけで音程関係をしっかり把握すること。
そうしないと、良い高音に到達できないからである。
この曲の練習の主眼としては、発声で声の共鳴を覚えられると良いと考えている。
