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発声練習の声は、かなり良い感触でした。
声も滑らかできれいになりましたし、低音もそこそこ通声になったと感じます。
また、高音の締まり感が、大分薄らいできました。
この高音発声は、まだ実際の歌の中では締まる傾向があります。
特に換声点くらいから上にかけては、今はなるべく開けた発声をすることで、締まり感を回避できると良いですね。

曲は、サン・サーンスの「愛し合って眠りましょう」テオドール・バンヴィル詩です。
譜読みは進んで、ソルフェージュ的には問題ありません。
ただ、歌詞が良くわからない歌なので、発音の間違いの訂正と、朗読の練習。
それから、実際に歌ってみる、という手順で練習しました。

朗読に関しては、文節を一気に読む勢い、語頭の強調などが、主な作業になります。
このためには、まず何でもよいからつっかえないで読めるかどうか?というところまで読み込んでください。

2曲目の同じくサン・サーンス「ロマンティックな夕べ」は、より早口言葉になりますので、同様な練習を積み重ねてください。
メッサジェやシャブリエに引き継がれた、庶民的なメロディが小粋に感じられる名品です。