2017年4月16日声楽レッスンノート

GH

発声練習は低音発声を中心に行いました。
全体に太い響きが少ないので、無意識で太く出す低音発声を意識しました。

ただし太く出すだけでは音程に難が出ますし、響きが暗くなります。
軟口蓋も同じようにはっきり意識します。

このバランスが重要で、軟口蓋だけ意識すると、かえって音程が悪いです。
喉を低く保つことと、軟口蓋とのバランスが重要です。

トスティの歌曲「君なんかもう・・」
低声用で練習しました。
ただ、声のキャラクターをもう少し太く出来ると良いです。
特に低音の声にほしいです。

発声の問題とも取れるのですが、男の良い声の一要素としての低音の魅力みたいなもの、を意識するだけで違うのではないでしょうか?

オリジナルキーで歌うと、完全にテノールの声になります。
意外と高音発声が得意なのかも知れません。

ASY

発声練習は少し時間をかけました。
母音のIで、太く喉の落ちた声の響きと同時に前に合った倍音のある響きを練習します。
その後、ハミングを練習してア母音の中抜けを防止します。
最終的に、中音域も響きが前に出てきていました。

フォーレの「イヴの唄」から1曲目の「楽園」を練習しました。
歌声としては、問題ありません。
やはりフランス語の読みが不完全なので、しっかり読む練習をしておくことに尽きるでしょう。
歌わないで読むこと、読むときは大きい声で読むことです。
そしてスラスラと読めることを目標にしてください。
スラスラと読めないと、歌うときにつっかえる原因になるからです。

TNA

発声練習では、低音の地声領域から練習しましたが、いつの間にか地声ではなくミックスした声の響が出来ていました。
現状では発声練習時の歌声は、良い状況です。
この調子を続けてください。

フォーレの「イスパーンのバラ」「秘密」
いずれも、声は明るく前に良く出るようになりましたが、やや平たく浅い響きが耳につく感じがしました。
フォーレのシックでモノトーンな伴奏音楽と不釣り合いになってしまうところが難しい所です。
伴奏の音楽に寄り添う様な気持ちで歌ってみてもらいましたが、声色が落ち着いてピアノの和音に近い声の響きになります。
ピアノの和音と自分の声との和音感を良く感じるように歌うことに意味がある曲だと思います。

そして、モーツアルトのオペラ「すべて女はこうしたもの」から「女も15になれば」
こちらも声が可愛くなってしまいますね。
発声のフォームを低いポジションに意識することと、あまり声を張り過ぎないで歌い出してみました。
こうすると大変優雅な歌声になります。