OM

伴奏付きでオーディションの曲目、アイーダの巫女のアリアをやりました。

基本的にはきれいに良く歌えています。
足りないと思われるのは、このアリアが意図している表現です。

エジプトの神殿の巫女が祝詞を唱えているところだそうですが、その点をイメージしての冒頭のメロディの歌い方になるのではないでしょうか?
そういう気分というか、いわば演技が不足している面だと思います。

具体的には、歌のモチーフになる冒頭のフレーズのクレッシェンド・デクレッシェンド。
この強弱が良く分からない点と、短いブレスを挟んだ特徴的なこぶしのような短いメリスマフレーズ。

息の使い方の違いを表現につなげることができると、強い表現、柔らかい表現という違いができるようになるでしょう。
瞬時にしっかり吸って、そのパワーを声にぶつけること、またその逆も出来ると思います。

クレッシェンド・デクレッシェンドは自分で思うより小さく、響きを集めるために、口を開けないで出すところから一気に息で伸ばしてください。
その直後のデクレッシェンドは、喉を開けないでむしろ閉じるようにして息を殺すことです。
短いフレーズでのクレシェンド・デクレッシェンドなので、難しいですがトライしてください。

ピアノは、ハープの前奏ということですが、ピアノの音楽なのでリズム感を大切にしてほしいです。
ハープの柔らかさを出そうとすると、リズムがぐずぐずに感じられて、本来のこの音楽の意図が失われるのではないか?と思いました。

そしてオケをイメージするのであれば、指揮者のブレスの間合いを合唱部分に入る前に入れるとか、合唱部分も、大人数の合唱が歌うとどのような音楽になるか?
など、良く考えて全体の音楽を構想してください。
基本的にはテンポをもっとゆったりさせるほうが、大きなホールでオーケストラでオペラをやっている感じになるのではないでしょうか?