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  1. MNN

MNN

以下の作品を歌った。

チレア「アドリアーナ・ルクヴルール」チマーラ「郷愁」チマーラ「ストルネッロ」
プッチーニ「つばめ」より「ドレッタの夢」

特には「郷愁」の歌声で、ブレスが足りないということを練習した。
これは本人の言であるが、聞いている分にはそれほど気にならないレベルであった。
フレーズの美味しい所を美味しいように、つまり好きなように歌えばふつうにブレスは足りなくなると思う。

練習するときに、どの程度の声量でフレーズの必要なところを膨らませて代わりに抑えるところは抑えるという計画性も必要である。
基本的な身体使いは問題なさそうであったが、改めて腹式呼吸を点検。
問題はなさそうである。

つまり残るは声の使い方だから、喉である。
彼女の声はどちらかといえば、頭声優位であるから、息を使う傾向はあるだろう。
声帯をもう少し太く、あるいは合わせるような発声は、I母音で練習すると良いので練習した。
そうい練習によって、歌詞を歌う際にその感覚を参考に発声を変えていければ、ブレスの持つ声、より響く声にはなるだろう。

現状で気になる点は、時としてピッチが上ずること。
これも頭声優位な声の音域で声を増強しようとして上ずる、と思われる。

前述の喉を使うその使い方のバランスなのだが、彼女の発声が固着化しているのでこれを治すのは相当意識しないと難しい。
喉を使う、で言えば中高音域の一番声が乗るところで声の厚みが表現できると、表現力が増すのだろうと思った。
ましてイタリアもの!である。

頭声に乗ったきれいな声だけではなく、厚みのある声はどのようにして得られるか?というテーマも必要と思われた。
この項を書きながらの思い付き。
頭声優位な声つまり母音優位な歌声は、子音をしっかり発音して歌詞をシッカリ明快に歌おうとすること。
これによって、胸声的な響きが加味されるのではないだろうか?