SKMM

発声練習は、今回は中低音がやや地声が強く出る癖が再現していたの修正。
基本はハミングでピッチを高く取ること。
高い声を出そうとするときに、声量を強く出すのではなく、軟口蓋を高く意識すること。

地声にならないと、息がスースー抜けていく感じがあると思う。
息漏れが過ぎるのも良くないが、地声で太い声帯になるのも音楽にはあまり良くないので、覚えてほしい。

特に上向形を歌うとき、最高音で喉を締める傾向があるので、口を開けるように指示したが、あごが痛いとのこと。
あまり開いていないので、たぶんあご関節に炎症が起きているのではないか?と思われた。

高音側で音程が決まらないのは、これも声帯を太く使って閉じる傾向が強いからなので、意識的にチェンジさせることを覚えてもらう。
このためには声の方向を変える、例えば中低音の声の響きが前なら後ろに切り替えるイメージだろう。
要するに、高音に行くにしたがって、同じ方向に強く押し出さないようにすべきである。

コンコーネの21番を復習。細かい間違いを修正。次回は22番を。

イタリア古典歌曲集のLascir d’amarti,Sento nel core,Caro laccio 3曲を練習。
仕上がりが一番良いのが、Caro laccio修飾音符をより正確に。