高音発声に無駄な力みがなくなり、軽やかな全体像が良い印象を与えている。

TH
発声練習は軽い声慣らし程度に、5度スケールとアルページュ、そして8度のアルページュで終わりにした。

シューマンのMondnachat

5点F♯のピッチが低めになる点を修正する練習であった。
声量の抑制かもしれないし、チェンジの問題も絡むかもしれない。
この曲は全体に弱声でMolto legatoに歌えれば完璧である。

ヴェルディの「オテロ」からデズデモーナのAve Maria

低音域のレチタティーヴォは低く押さえつけないで高く意識すべき。
ピッチが下がらないように意識した方が良い。

グノーのAve Maria

全体にバランスが良い印象。
高音も綺麗に出せていて、とても良く歌えていた。

モーツアルト「魔笛」パミーナのアリア。

跳躍時に高音側が飛び出ないように滑らかにという点が課題。

シャンソンやPopsのピアノ弾き歌い

TMZ

Ce matin la

私のイメージでは乾いた音楽で明快な語り口と思うが,本人は森や苔のある道を歩きながら歌う感じとのこと。
メロディにペーソスがあり、歌詞の内容は女性が愛について歌うのだが、そこには深い意味が感じられること。
淡々と、しかし明快に語る調子は必要ではないか?

L’etang

前半のタイで結ばれる長い音符が特徴的なメロディーは、そのリズムを活かして滑らかにエスプレッシーヴォに歌い込んだ方が良いこと。
逆に、メヌエットになる個所からは語り口を明快に、リズムを活かして歌うと良いと感じた。

C’est si bon

これはやはり歌詞の内容を、どれだけ自分のものとしているか?自分の言葉として歌として表現できるかどうか?に尽きると思う。

ティーンズ・ブルース

テンポ感によって、歌詞の中身のナイーブで青い若者の感傷が違ってくる。
シンコペのテンポ感がやや緩いせいか?雰囲気が出ないで冗長な印象であった。
単にテンポを速めるだけで、変わると思う。