TH

発声練習

今回は頭声優位の発声を行ってから、中低音発声にという順番にした。
やはり小換声点の4点A~で、声の切り替わりが起きやすいこと。
そのため、母音Iに切り替えて練習をした。
最終的に同度でIEAOUの練習によって、A母音の響きを安定させた。

プッチーニ「ラ・ボエーム」「あなたの愛の呼ぶ声に」

久しぶりにこの曲をレッスンした。
以前は良くレッスンする機会が多かったものだ。
彼女にとってはこの曲のキーは明らかに低い。
低いが、低いなりにどう声を合わせて行くか?という点をレッスン。

ヴェルディ「椿姫」「そはかの人か、花から花へ」

一回通してみたが、フィナーレがかなりきつかった模様。
こちらのピアノ伴奏がまごまごして、何度か中断しながら何度か部分を繰り返した。
やはり高音、特に5点C以上で声がしっかり当たるためか?喉の耐性が低いようであった。

良い伴奏で一回通すのは問題ない状態。
やはり6点C以上の発声を更に開発していく必要がありそうだ。

MO

発声練習

堅実にI母音でスケール5度、A母音に半母音のJaを付け上行形5度アルペジオ。
そして下降形5度スケールの後、オクターブアルペジオの練習となった。
特にオクターブのアルペジオは、最高音で喉が上がる傾向がみられた。
ただ、以前のように喉頭を無理やり押し下げることが無い点が良い点。
つまり音程が決まっていること。
今後はこの音程を保ちつつ、更に喉が上がらない工夫が出来るようになってほしい。

トスティのソルフェッヂ28番

前回に引き続き復習となった。
ギリギリ合格だったが、まだ8分音符が並ぶ個所のリズム感に不安があった。
手で3拍子の指揮をしながら、あるいは9拍子を腰を叩きながら歌う練習。
特に前者ではずれる傾向が残っていた。
この手で指揮しながら叩きながらの練習で出来てきたので、上りとした。
次回は29番。

イタリア古典歌曲集から「ガンジスに陽は昇る」

前回指摘した点を改善して、高音4点Fが音程良く声質もバランスよくなっていた。
2番は少し響きが散ってしまう傾向が残ったのは、A母音のせいか?
後は楽譜に指示されているスタッカートやマルカートを練習した。
ただ、高音のスタッカートは、やり方に慣れてないため声を崩してしまいがち。
このため、当面慣れるまでお蔵入りにした。

磯部俶「はるかな友に」

高音への跳躍が飛び出しすぎないように注意を。
後は中高音域の弱声が上手になって、表現力が増した。

中田喜直「夏の思い出」

こちらも綺麗に歌えるようになった。
そこで、少しテンポ感を変えて、表情のある歌を目指した。
歌う者の年齢やその感情のようなものを良くイメージして歌に託すと良いと思った。