YY
発声練習
母音のOを使いLoでいつもの5度のスケールやアルペジオ、最期はオクターブ跳躍などを練習した。
最初はUあるいは曖昧母音のEを使おうと思ったが、喉が浅いのでOにした。
姿勢が気になった。
顔が前に傾斜しているので、真っすぐ胴体の上に乗った状態を指示。
全体に声量で喉をコントロールしている感じが強い。
つまり強めに出すことで、音程や響きを作るという感じか。
フォーレ「秘密」
前回に比べて音楽的な歌になった。
つまり強弱の違いや発音の明快さが加味された。
今回は、母音の響きの足りない部分を指摘した。
概ね、開口母音のAや鼻母音、長い音符を注意しよう。
フォーレ「バラ」
一回目の通しは、全体にべたっと声を押し付ける感じだった。
平たく言えば声を出し過ぎている感じ。
特に冒頭はMFではないだろう。
スタッカートだったか、母音だったか？
いずれにしても、歌詞で練習せずに母音だけでレガートに歌わないように練習。
それが出来てから点の声を繋げるように歌う。
メロディラインの度数の少ない跳躍で、上の声を押さないように。
あるいは長い音符を歌う時に喉を締めないように。
グノー「ロミオとジュリエット」「私は生きたいの」
1回目の通しは懸案の6点Dと最後の6点Cがはまった。
だが、その後は疲れたか、なかなか6点Dが完ぺきに行かない。
しかし6点Cは、最後まで達成できていたので進歩というべきだろう。
色々な方法を試してみたが、今から1か月以内に本番ということを考えると、
あまり練習し過ぎないで、淡々と必要な練習だけにした方が良さそうである。
ただ中長期的な課題として、改めて発声を良く研究してほしいと思った。
どこをどうするとどうなる、という方法論を明快に身に着けられるように。
課題としては、特に喉を開けること。
そのためのスタッカートの練習を完ぺきに身に付けること。
ファルセットは、補足的で良いと思う。
