SKMM

発声練習

発生の声は前回に引き続き、良い共鳴のついた中低音の声が聴かれるようになった。
恐らく以前の声の力みに比べると、少ないエネルギーで響く声になっていると感じられるはずである。
それで、A母音だけではかたておちなので、同度でAEIOUを歌う練習をした。
IとUでのどを締めてしまう傾向なので、Iは開き気味にと指示し、Uは口をすぼめ過ぎないようにと指示した。
全母音を歌おうとすると、おそらく声優的訓練を無意識に使ってしまうこともあるのかもしれない。
大事なことは、日本語の語り口の「てにをは」を明快にすることよりも、響きの同一性を保つこと。
そのことで、結果的に声によるメロディラインが明快になり、結果的に歌詞が良くわかる歌になる、のが声楽的歌唱の特徴と言えるだろう。

コンコーネ35番

コンコーネは最初Lalalaで歌ってもらったが、とたんに母音の響きが瘦せてしまい、響きが弱く感じる歌声になってしまった。
原因は子音がつくと日本語のカタカナの癖が出る事である。
つまりL+A=Laではなく、単にラを歌うからである。
子音を明快に意識し、Lの場合は舌を意識して口を開けて上歯の後ろに付けたり離したり、をよく動かしてやること。
これの矯正の練習に良いのは、下あごを固定してLalalalaをスケール5度で歌う練習となる。
つまり舌が柔軟に動かないと、この練習は難しいからである。

イタリア古典歌曲集から「私を傷つけるのをやめるか」

イタリアらしい短調のメロディアスな歌である。
譜読みは正しく出来ていた。
歌詞で歌うとカタカナ読みの癖によって、声の響きが消えてしまいがちである。
そのため、A母音で歌う練習をした。
以前にも言ったと思うが、A母音で意識できている口内の空間感覚を、他母音でも同様に出来ること。
そのことを歌詞発音でも実行できると、歌詞を歌う中で良い響きが生まれるであろう。